半ケツとゴミ拾い
2006年11月8日、午前6時。
本書の著者である荒川さんは、JR新宿駅東口に
降り立ち、ひとり、掃除を始める。
そこから、彼の人生は大きく動き出す。
20歳の大学生が、堕落した生活を送る。
「夢なし」「自信なし」「希望なし」の三冠王と、
あの頃の自分を自虐的に評する著者。
そんな生活から一転。
なぜそんな、今までの生活からかけ離れた、
厳しい環境に身を置こうとしたのか。
それは、
「自分を変えたかった」
から。
夢に向かってひたすら突き進む友人ゴルゴ。
彼から、
「おまえ、本当ダメ男だな」
と、とどめの一撃を刺される。
『動けば変わる』とかいうテーマの映画を
兄と一緒に見せられ、感動する。
しかし、感動はしても、行動に移すことができない。
これまでもそうだった。
本を読んで著者から影響を受けても、
映画を見て感動しても、
それは、その場限りの感情だった。
兄から、
「何でもいいから実際にやってみ」
と言われ、そんな自分に気づく。
これまで、実際に行動に移すということを、
してこなかった。。
そして、新宿駅東口を掃除する。
毎朝6時から。
彼の出した答えは、これだった。
それを決めた日から、
彼が経験することは想像を絶するような、
厳しすぎることだった。
しかし、兄とも1か月は続けることを
すでに約束している。
簡単に負け犬になるわけにはいかない。
さまざまな試練に打ちのめされそうになりながら、
何とか2週間を乗り切る。
そして、そこから、
彼のその、厳しい、地道な努力に
成果のきざしが見え始める。
本書を読んでいたので、
今朝は7:00に新宿駅東口を通ってみた。
今も、誰かが掃除をしているのだろうか。
確かに、駅前はとてもきれいに掃除されている。
恥ずかしながら、もう何年も毎朝の通勤で
利用している新宿駅周辺で、
こんなことが起こっていることを、
私は今まで知らなかった。
2006年11月8日。。
水曜日だ。
その日も私はおそらく、新宿をとおって
職場に向かっていたはずだ。
そこから、人生を変えていった人がいる。
本書の内容は、私にとても大きな勇気をくれる。
自分にできる「小さなこと」から始める。
そして、それを「継続」する。
結果を求めず、ただひたすら継続する。
わかってはいても、なかなかできないこと。
しかし、そんな、成功法則を書いた本などでは
言い古されたような原則を、地で行く荒川さん。
「誰かが必ず見てくれているから。だから、
簡単にあきらめちゃいけないんだよ」
本書で印象に残ったことばのひとつ。
いま、私にできることは何だろうか?
改めて自分に問いかけてみたくなる。
小さなことから変えていく大切さ、
結果を求めず続けていくことの大切さを、
かみしめていきたい。
***
●書籍情報:
『半ケツとゴミ拾い』 (荒川祐二著)
地湧社(ぢゆうしゃ)/2008年12月
●荒川祐二オフィシャルウェブサイト&ブログ
| 固定リンク
「読書記録」カテゴリの記事
- 半ケツとゴミ拾い(2008.12.29)
- 読書記録ならぬ、「書籍購入記録」(2008.11.24)
- 楽して成功できる(?)非常識な勉強法(2008.11.03)



コメント