試される、「決意の強さ」
新しいことを始めようとすると、最初の一歩を
踏み出すエネルギーが必要だ。
先日の記事では、最初の一歩を踏み出すハードルを
いかに下げるかについては述べた。
1月3日:「最初の一歩は小さく」
1月4日:「前のめりになれば、最初の一歩が出る」
最初の一歩さえ踏み出せれば、
二歩目、三歩目のハードルは低くなるので、
その後継続していくことは楽になっていく。
***
それでも、ひとつのことをコツコツ続けていくと、
決して順調なだけではない。
しばらく続けていると、かならず試練のときが
やってくるものだ。
ここをいかに乗り越えるか。
これが、取り組みを成功させるための、
「最初の一歩」の次に来るポイントと言える。
ものごとは、自分の思い描いた通りに
進むことはあまりない。
たとえば、新年の目標で「早起き」を
掲げたとする。
これまでの2週間は順調に、自分でも意外なほど
「早起き」がうまくいく。
3日坊主ともおさらばか。
そんな気持ちが芽生えるかもしれない。
そんなとき、体調を崩してしまい、
試練の時を迎える。
何か行動を起こすと必ず、このような「試し」が
入るようになっている。
「試し」とはどういうことか?
それは、あなたが目標を達成しようという気持ちが
どれだけ強いものか、「決意の強さ」を試されて
いるということなのだ。
ここで負けているようだと、ものごとはなかなか
思うようには運ばないだろう。
この「試し」を乗り越えていくことは、
思考習慣、行動習慣を強固なものにするためにも、
とても大切なことだ。
「試し」に負けると、やがて負けることが
普通になっていく。
― ものごとは、うまくいかないもの。
これがデフォルトの考え方として定着してしまう。
これが思考習慣として身についてしまうと、
当然ながら行動習慣も「負けること」を前提とした
ものになってしまう。
次第に、前向きな思考や行動から遠ざかり、
悪い循環に陥っていく。
これは、とても恐ろしいことなのだ。
「試し」に負けないためには?
まず、何か新しいことを始めようとしたら、
必ず「試し」が入ることを覚悟しておくことだ。
必ず、試されるときは来る。
その覚悟を決めておけば、
思い通りにいかないことがあっても、
あっさり負けることはないだろう。
もうひとつ。
私も日ごろから意識していることだが、
やはり、成果を求めずに淡々と続ける姿勢だ。
がんばって、奮起して始めたことが、
そのがんばりの甲斐なく、成果につながらない。
そんなことは普通に起こること。
がんばりと成果は正比例のグラフにはならない。
がんばりの積み重ねが一定量に達して初めて、
緩やかな成果のカーブが上へ向くのだ。
だから、何かを始めるときに、
成果を期待しすぎていると、
「試し」に負けやすくなる。
結果を求めず、淡々と続ける。
そんな姿勢で、ものごとを積み重ねることは、
結果を出すためにはとても大切なことだ。
最後に、私のお気に入りの話を。
***
お釈迦さまの弟子に、
いくら教えても聞いたそばから
忘れてしまう男がいました。
彼は絶望して「もう弟子をやめさせてください」
と言ったところ、
お釈迦さまは「掃除だけやっていなさい」と言って
1本の箒を渡しました。
彼は明けても暮れてもひたすら掃除を続けたら、
のちに名僧といわれる人物になった。
―『35歳までに必ずやるべきことー運をつかむ人になれ―』
重茂達(おもいとおる)著(かんき出版)
さて、三連休明け。
正月気分もすっかり吹き飛んだだろうか?
年初に灯した決意の火を絶やすことなく、
今日もまた新たな1つの軌跡を!!
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