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2009年7月11日 (土)

学びを愛する姿勢

何かを学ぶ必要に迫られるときがある。

仕事のダンドリが悪く、時間がかかっているわりには

なかなか思うような成果が上がらない。

だから、仕事のダンドリについて学ぶ。

コミュニケーションがうまくとれない。

話しているのに、聞いてもらっているのに、

なぜか上手く伝わらない。。

だから、コミュニケーションについて学ぶ。

そもそも、自分が仕事で手掛けている専門分野、

私であれば情報処理の技術知識、が不足している。

だから、専門分野の知識を基本から学ぶ。

そんなとき、多くのひとは必要に迫られて、

ビジネス書や技術書を買い、読んで勉強する。

そのような姿勢で取り組む人を見ていると、

基本的な姿勢としては素晴らしいと思う。

ただ、その人の、やる気の方向を見ていて、

ちょっと違うな、と感じることもある。

それは、何だろう?

ちょっと変な感じがする表現かもしれないが、

それを学ぶことを、

学ぼうとしている対象を、

愛する気持ちがあるのか?

ということである。

「どうしたら効果的に学べるか?」

という中に、

効率よくとか、

てっとり早くとか、

そんな意識が伝わってくる。

もちろん、イヤなことだけれども、

どうしてもやらなければならず、

てっとり早く効率よくこなしたい。

そんな仕事もあるだろう。

やりたいことばかりではない。

しかし、仕事で成果を出していくには、

効果的に学ぶためには、

やはり、それを好きになって、

楽しめるように工夫をしていくことが

大切になってくる。

そのことに、

愛する気持ちすら持つことが

本当の学びにつながっていく。

そんなふうに思えるのだ。

効率よく勉強しよう、

短時間でてっとり早く、

という姿勢には

実は、そのことが嫌いだ

という気持ちが隠されている。

嫌いな気持ちを持ったまま、

正面からそのことと向き合うことはできない。

そんな気持ちで、なるべくそれを正面から

見なくて済むように、

視界に入れないように顔を背けながら、

それでいて、てっとり早く成果を上げる。

そんなことが、はたしてできるだろうか?

学びで成果を出すためには、やはり、

学ぼうとするそのことに、正面から向き合い、

愛情を注ぎ、敬意を払い、

学ぶことに喜びを感じることが

大切ではないだろうか。

効率よくものごとをこなすことは、

仕事において重要な要素ではあるが、

世の中のことが万事、

効率だけに支配されて良いものか。

効率とはそもそも、

何かに注ぐ時間をもっと増やしたい、

だから、その何か以外の時間を短縮したい。

そんな切実な思いから

生まれたものではなかったか。

すべてが「効率」では、

私たちの取り組む仕事も、

私たちの日常生活や人生も、

世の中のあらゆることが

むなしくなりはしないだろうか。

効率を求めることは、

ある面では大切なことでもあるし、

それを否定するわけでもない。

私自身、効率よくこなすノウハウについて

語ることもある。

しかし、そこはバランスで、

効率よくこなしたその一方では、

たっぷり時間をかけて心ゆくまで味わい、

喜びを感じながら学ぶ。

そんな学び方も必要なのだ。

あなたがいま、

関心を持って勉強していること。

あなたはその学びに、

愛を注いでいますか?

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コメント

いい文章ですね。

思わずムムッと考えてしまいました。


学びの対象に愛情を注げるなら最強ですね。

投稿: 英語アレルギードクター | 2009年7月12日 (日) 21時54分

>英語アレルギードクターさま
コメントありがとうございます!

ご返事が遅くなりました。
いい文章と言っていただけて嬉しいです。

最近、自分自身の学びの姿勢について
振り返ることが多く、
「効率」ということばに振り回されているな、
と感じることもあるので、
この回ではいつになく心の入った文章に
なっているのではないかと思っています。

投稿: 森島 | 2009年7月14日 (火) 07時57分

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