上司にとって当たり前とも思えることが、
部下には理解できない。
昔、上司は当たり前のようにやっていたことが、
部下にはうまくできない。
上司が部下に仕事を教えるとき、
そのようなことにぶつかることは多い。
そんなとき、うまくできない部下に対して
どんな接し方をしているだろうか?
適切なコミュニケーションがとれているだろうか?
ここで、上司自身を基準にモノを言ってしまうと
部下はやる気をなくしてしまうことがある。
上司は、部下とコミュニケーションをとるときに、
正しくキャッチボールをするよう心がけたい。
部下の仕事がうまくいかず、上司が相談を持ちかけられたとき、
まずは、その部下の「いま」をそのまま受け入れることが
大切だ。
「うまいやり方が思いつかないのですが」
「この作業、難しくてちょっと悩んでいます」
このように部下が話してきたら、
まずは部下の言うことをそのまま受けとめるのだ。
「そうか、難しいか」
「なかなか苦戦してるんだね」
などという反応を示すと、
キャッチボールがうまくいく。
間違っても口にすべきでないのは、
「え、そんなこともわからないの?」
「オレが、○年目のときだったら、それくらいできたよ」
というようなこと。
「いま」の部下はそんなことを言われても
どうしようもないのだ。
それを言っても、部下には何のプラスにもならない。
しかし、上司が感情に任せてしゃべるとつい、
口走ってしまいやすいことだ。
感情的になって話すと、キャッチボールもうまくいかない。
上記のような反応は、上司の「暴投」だ。
そんなことくらい、できていて当然だろう。
そう言いたい上司の気持ちはよくわかる。
入社3年もすれば当たり前のようにできているべきことが、
5年目の部下にできないこともあるだろう。
そんな部下を見ていると、もっと頑張らせたいと
思う上司の気持ちもわかる。
しかし、上司にとってできていてほしいことでも、
今はできていないというのが現実なのだ。
その事実は今すぐに変えることができない。
いくら文句を言っても、今すぐに変わるものではないのだ。
だから、上司は、部下の「いま」を
正しく受け止める必要がある。
現状、できないものはしかたがない。
これから部下と一緒に考え、寄り添い、
成長を見守ろうという心構えが大切だ。
そのために上司ができることは、
部下のやる気を削がないことだ。
部下の成長の芽を摘まないよう、
やさしく、がまん強く見守っていこう。
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