自分と向き合うチャンス
◆第460号 (2009/11/11)◆
「すらすらといくらでも
溢れ出てきて、
無限につくれるような気が
するときもある。
壁にとじこめられて、
ニッチもサッチもいかない、
悩めば悩むほどいきづまってしまう、
絶望の季節もある。
そういうとき、どうするか。
焦らない。
自分と向き合うチャンスだ、
と思ってじっくり腰をすえて、
自分はほんとうに何がしたいのか、
見極めることだね。」
―『壁を破る言葉』(岡本太郎著)
/イースト・プレス/2005年4月
***
久し振りに、岡本太郎さんの本を
開いてみた。
適当に読むともなくペラペラめくっていて
冒頭のことばに出会った。
だいたい、調子よくいっているときというのは、
自分と向き合うことができないものだ。
上手くいくことばかり考えてしまうし、
何かを学びとることも難しい。
自分の中でこれまで蓄えてきた
貯金のようなものだろう。
その貯金を使って、ものごとがうまく
運んでいるときというのは、
貯金が減っていく一方で増えていかないので、
やがて貯金が尽きようとすると
うまくいかなくなってくる。
逆に八方塞がりで、
何をやってもうまくいかないこともある。
そんなとき、焦りの気持ちが出てくる。
こんなはずではない。
もっとうまくやれるはずだ。
こんどこそは。
そんな焦りの気持ちでいても、
なかなか苦境から脱することはできないもの。
なぜなら、焦る気持ちとは
一気に今までの分を挽回しようという
思いを表しているからだ。
つまり、
いまは自分自身とじっくり向き合い、
足りない力をしっかり蓄えておく時期なのに、
それを飛び越して調子を上げていきたいと
思っても、それはかなわないのだ。
焦れば焦るほど、抜けだせなくなる。
焦って適当なことをやっても
仕方がないのだ。
そんなときは自分と向き合うチャンス。
「ありたい自分」というものについて、
じっくりと考えてみたいものだ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)



最近のコメント