カテゴリー「読書記録」の5件の記事

2009年11月 3日 (火)

推理小説といえば・・・

◆第453号 (2009/11/2)◆

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仕事帰りに駅前の、ふだんあまり寄らない書店に

ふらりと立ち寄る。

ちょっと行きたいところがあったのだが、

雨も降って風も強く

その中を歩く気にはなれなかったので、

穏やかになるかどうか少し様子を見ようと

駅前のTSUTAYAに入った。

さて、推理小説といえば松本清張。

いま、「ゼロの焦点」という有名な小説が

映画化されるということで、

店内ではプロモーション映像が

繰り返し流されている。

普段、推理小説は全く読まない私だが、

「ゼロの焦点」が妙に心に残り、

読んでみようかという気になった。

もう、30年にもなるだろうか。

中学1年の担任だった先生が、

松本清張の小説を勧めてくれたことがある。

「点と線」「ゼロの焦点」の2作が

一冊になった単行本を貸してもらった。

そのときに読んだのが松本清張との出会いだった。

というか、そのとき読んだ経験が

ほとんどすべてだ。

30年以上(?)ぶりに再読する本に

どんな感想を持つことになるか、

とても楽しみだ。

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2009年8月13日 (木)

身の上相談

◆第372号◆

先日、五木寛之さんのエッセイを読んでいたら、

『大正時代の身の上相談』(ちくま文庫)という本が

紹介されていた。

笑いが止まらないほどの面白さだというので、

早速書店で探し出し、読んでみた。

確かに、面白い。

大正時代の読売新聞に、実際に掲載された

「身の上相談」の記事を抜粋して構成されたもので、

現代風に読みやすい文章に修正されているらしいが、

内容は現実のものばかり。

読者からの投書を、記者が回答するという

構成になっているのだが、

相談するほうも、回答するほうも、

とても素朴な感じがして、

まっすぐな感じがして、

当人たちはいたって真面目に取り組んで

いるのだとは思うが、

なんだか可笑しさが込み上げてくるのである。

五木さんのエッセイでもその内容を引用して

紹介されていたのだが、

ここでもちょっと別の記事を紹介してみたい。

『記憶力も思考力も鈍い』(大正4年8月3日)

というタイトルの相談。

「私は、幼年時代からいたって記憶力が鈍く、

思考力も足りないので数学はいつも成績が

良くありません。

近頃、冷水浴を始めてみましたが、

いっこうに効き目も現れません。

今日ある人から、親指が短い者や、耳や頭の

小さい者は成功しないと言われたので、

せっかくの努力の決心も鈍くなってしまいました。

こんなことでは前途が案じられてなりません。

もっと確かな精神になり、記憶力や思考力が

増すようになるには、どうしたらよいでしょうか。

▼お答え 人の一生では、成功するかどうかは

問うべきことではありません。自分の価値で、

正しく生活してゆけばよいのです。

あなたもあまり脇目をふらず、足もとを見つめて

お進みなさい。そうすれば人の評価にもしだいに

動かされなくなります。

記憶力や思考力は、一朝にして増すものでは

ありませんから、冷水摩擦を続けて、なるべく

頭寒足熱をお図りになったらよろしいでしょう。」

なかなか、味わい深い内容だと私は思うのだが、

どうだろう。

今も昔も人は、同じようなことで悩んでいる。

この記者さまの回答は、現代の私たちへの

現実的なメッセージだと言えるかもしれない。

     ***

参考:

●『こころのサプリ みみずくの夜メールⅡ』(五木寛之著)
 /幻冬舎文庫/2008年9月初版発行

●『大正時代の身の上相談』(カタログハウス編)
 /筑摩書房/2002年2月初版発行

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2008年12月29日 (月)

半ケツとゴミ拾い

2006年11月8日、午前6時。

本書の著者である荒川さんは、JR新宿駅東口に

降り立ち、ひとり、掃除を始める。

そこから、彼の人生は大きく動き出す。

20歳の大学生が、堕落した生活を送る。

「夢なし」「自信なし」「希望なし」の三冠王と、

あの頃の自分を自虐的に評する著者。

そんな生活から一転。

なぜそんな、今までの生活からかけ離れた、

厳しい環境に身を置こうとしたのか。

それは、

「自分を変えたかった」

から。

夢に向かってひたすら突き進む友人ゴルゴ。

彼から、

「おまえ、本当ダメ男だな」

と、とどめの一撃を刺される。

『動けば変わる』とかいうテーマの映画を

兄と一緒に見せられ、感動する。

しかし、感動はしても、行動に移すことができない。

これまでもそうだった。

本を読んで著者から影響を受けても、

映画を見て感動しても、

それは、その場限りの感情だった。

兄から、

「何でもいいから実際にやってみ」

と言われ、そんな自分に気づく。

これまで、実際に行動に移すということを、

してこなかった。。

そして、新宿駅東口を掃除する。

毎朝6時から。

彼の出した答えは、これだった。

それを決めた日から、

彼が経験することは想像を絶するような、

厳しすぎることだった。

しかし、兄とも1か月は続けることを

すでに約束している。

簡単に負け犬になるわけにはいかない。

さまざまな試練に打ちのめされそうになりながら、

何とか2週間を乗り切る。

そして、そこから、

彼のその、厳しい、地道な努力に

成果のきざしが見え始める。

20081229

本書を読んでいたので、

今朝は7:00に新宿駅東口を通ってみた。

今も、誰かが掃除をしているのだろうか。

確かに、駅前はとてもきれいに掃除されている。

恥ずかしながら、もう何年も毎朝の通勤で

利用している新宿駅周辺で、

こんなことが起こっていることを、

私は今まで知らなかった。

2006年11月8日。。

水曜日だ。

その日も私はおそらく、新宿をとおって

職場に向かっていたはずだ。

そこから、人生を変えていった人がいる。

本書の内容は、私にとても大きな勇気をくれる。

自分にできる「小さなこと」から始める。

そして、それを「継続」する。

結果を求めず、ただひたすら継続する。

わかってはいても、なかなかできないこと。

しかし、そんな、成功法則を書いた本などでは

言い古されたような原則を、地で行く荒川さん。

「誰かが必ず見てくれているから。だから、

簡単にあきらめちゃいけないんだよ」

本書で印象に残ったことばのひとつ。

いま、私にできることは何だろうか?

改めて自分に問いかけてみたくなる。

小さなことから変えていく大切さ、

結果を求めず続けていくことの大切さを、

かみしめていきたい。

          ***

●書籍情報:

『半ケツとゴミ拾い』 (荒川祐二著)
 地湧社(ぢゆうしゃ)/2008年12月

●荒川祐二オフィシャルウェブサイト&ブログ

http://arakawayuji.com/

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2008年11月24日 (月)

読書記録ならぬ、「書籍購入記録」

最近、読書の回転があまりよくない。

ちょっと難しめの本を読んでいることと、
疲れ気味であること。。

というわけで今週は、比較的読みやすそうな本を
中心に選んでみた。

昨日、出かけたついでに書店にふらりと立ち寄り、
30分ほどの滞在で購入したのが以下の6冊。

1.「脳にいいこと」だけをやりなさい!
 マーシー・シャイモフ著・茂木健一郎訳
 /三笠書房/2008年11月

2.10人の法則 -感謝と恩返しと少しの勇気-
 西田文郎著/現代書林/2008年11月

3.弾言 -成功する人生とバランスシート-
 小飼弾・山路達也著/アスペクト/2008年10月

4.心のカップを空にせよ!
 ロビン・シャーマ著・北澤和彦訳/ダイヤモンド社
 /2008年11月

5.中央線で猫とぼく
 北尾トロ著/メディアファクトリー/2008年10月

6.自助論
 S.スマイルズ著・竹内均訳/三笠書房/2002年4月

合計7,760円也―

1回の購入量としては冊数、金額とも、私にしては
やや少なめ。

1は新聞の書評か何かで見つけたもの。

書店でも平積みだったので思い出し、とりあえず
買っておくことに。

3、4、5はいずれも書店で初めて見つけて
ピンと来たので、買ってみようと思った。

5の北尾さんは、「怪しいお仕事」という著作を
読んだことがあるのだが、本当に怪しい、
私には縁のない(と思えるような)世界の
ことをとても詳しく書かれていたのが印象的。

他にも、ディープな世界を描いた著作が多い人。

その著者と、猫というのがイメージとして
結びつかなかったので、ちょっと興味を持った。

2は、私がよく本選びの参考にしている書評サイト、
早起きサラリーマンのワクワク読書日記に掲載
されている記事で紹介されていたので、チェックして
いたのを今回選んでみた。

6は最近話題の勝間さんお勧めの名著で、
文庫版が出版されている。

さて、「在庫(積読)」も少し過剰気味に
なってきたことだし(苦笑)、回転よく
読みこなしていきたい。

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2008年11月 3日 (月)

楽して成功できる(?)非常識な勉強法

『楽して成功できる非常識な勉強法』という
本を読んだ。28歳で年収1億円、著書32万部
という実績を持つ、川島和正さんの著書だ。

■ 楽して成功できる非常識な勉強法
 ⇒ http://kawashima.tk

本書の趣旨は、「無駄な努力をしないで夢を叶える」
ということだ。

例えば、
★勉強しないで、有名大学に入学する方法
★努力しないで、会社で出世する方法
★ほとんど働かないで、年収1億円になる方法
などが紹介されている。

ただし、上記の方法が具体的に、手とり足とり
説明されているわけではない。

書かれているのはあくまで、最短距離で夢をかなえるための
考え方、情報の集め方、目標の設定の仕方などだ。

その考え方に沿って、夢をかなえるためのプランを作成し、
実行していけば、無駄な努力をすることなしに最短距離を
いけるということだ。

タイトルからはちょっと不真面目な印象を受けるかもしれ
ない。しかし、解決すべき問題や、叶えたい夢の洗い出し
方や、本当に実現すべき目標の見定め方、具体的な計画
への落とし方などのノウハウはきわめてまっとうな内容で、
とても参考になる。

コツコツと小さな努力を積み重ねるのも大事だが、それ
以前に、その努力の方向や手段は本当に正しいか?
ということが問われている。

普段から努力を怠らない人も、自身の努力の方向性や
手段が正しいか、一度振り返るためにも、本書を一読
する価値はあるのではないかと思う。

また、勉強の効率を高めるための、実践的なノウハウも
豊富でとても参考になる。とくに、体や脳のコンディション
を整えるための方法は、すぐにでも取り入れたいものが
いくつもある。

私も、若い頃から趣味でマラソンをやっているので、
トレーニング方法や栄養学については素人なりに研究
したことがある。その知識が多少とも残っているので、
本書で川島さんが紹介されている、コンディショニングの
ノウハウが理にかなったものであることがわかる。

本書のタイトルにある「楽して成功できる」というのは、
決して一攫千金を狙うようなものではない。

あくまで、「無駄な努力」をしないということ。
「必要な努力」は、当然する。

無駄な努力をせずに、最短距離を最速で行く。
そうすれば、今までのやり方よりも「楽に」うまくいく
ようになるだろうと。

「楽して成功できる」はそんな意味だと、私は解釈している。

本書を読んだことをきっかけに私も、日ごろの習慣を
棚卸してみたいと思う。

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